明日から使える「認知症の拒否」改善のコツ

認知症の人に、着替えや入浴を拒否されて困ること、ありませんか?

無理強いはしたくない、では、どうすればスムーズに進むか…悩みますよね。

「清潔にしてあげたい」という思いが伝わらず、拒否されるのは悲しいものです。

お互いが穏やかに心地よく進めるための

介護拒否改善のコツを紹介します。

強引に服を脱がしたり、お風呂場へ連れていくのではなく、

解決方法は「あなたは大切な存在」というメッセージを

五感に伝えること

それにより、本人の「協力したい」という気持ちを引き出すのです

「無理強い」が逆効果の理由、それは・・・

認知症の方は、記憶や理解力が低下していますが、「感情の記憶」は鮮明に残ります。

状況が理解できないまま、急に服を脱がされると、本能的に「襲われている」と感じ、攻撃的になります。

「怖い」「嫌だ」という感情が刻まれると、次からは介護者の顔を見るだけで、拒否反応が出るようになります。

「心地よい」という感情の刺激を味わわせ

介護者を「味方」であると認識させるアプローチが有効になるからです

効果的なコツには、4つの要素があります。

・正面から、同じ目線になり見つめる

・穏やかなトーンで、次に起こることを予告するように話しかけ続ける

・接触するときは、優しく包み込むように触れる

・見下ろすのではなく、視線の高さを合わせ対等な関係であるという気持ちで、人間の尊厳を保つ

私の母も認知症になり、入浴や着替えを拒否することが多くなりました。

まずは、目線を合わせて「さっぱりするよ、桜の入浴剤でいい香りよ」と声掛けをし

嫌がるときはホットタオルで清拭に変更したり、一度その場を離れ

少しして別の切り口から誘ったりすると応じてくれることが多々ありました。

衣服の着脱の際は、「今から右袖を脱ぐよ」とひとつひとつの動作に声を出し、沈黙の中で触られる不安を解消しました。

手のひら全体を密着してなでるように触れ、安心感を促すように意識しました。

関西生まれの母は「あっそうなん、こうやね~」とほころぶ笑顔

さっぱりした後の「ありがとう」の言葉は、こちらが幸せを感じたものです。

介護拒否は「わがまま」でななく、「怖さ」「混乱」の裏返しです

・「正しさ(清潔)」より「心地よさ」を優先しましょう

・正面から優しく話しかけ続けてみましょう

・「包み込む」ように優しく触れてみましょう

これらを意識するだけで、スムーズに介護が進むことがあります。

完璧を目指さず、ますは「目線を合わせること」からはじめてみてみませんか?