「トイレでできたよ」が教えてくれた学校と家庭のチームプレー

人生の迷いを整える

カウンセラーの「さこま 結理(ゆり)」です。

私が特別支援学校の教員になったとき

排泄指導に、もしかしたらマニュアルがあるのかなと思っていました。

子育て中もトイレトレーニングには段階がありアプローチはとても大切です。

特別支援教育にも

「身体的な動きの学習」「感覚の整理」「環境調整」すべてが「生活の自立に向けた支援」つまり「自立活動」を重要視しています。

これらの多様な要素が絡み合い、訓練のニュアンスを超えた不可欠なアプローチの根源は「何であるか」を実体験から学んだことをお伝えします。

身近な大人が子どもに対して同じ思いを抱き

同じ方向を向いて小さな変化に気付き、どう導くかが

子どものやる気にも大きくかかわってきます。

分かっていながらも

日常の慌ただしさについ後回しにしてしまうこともあります。

私もしばしばありました。

目標設定をすること、その過程には

子ども(児童・生徒)に過度な負担を与えたり

不安や混乱を招いてしまわないように

様子を見ながら行うことが基本です。

子どもの成長を支えるには「教師と保護者が喜びと苦労を共有し共感し合うこと」が不可欠なのです。

これらは、特別支援学校でとても大切であることを学びました。

なぜなら

学校での指導と家庭でのサポート

これらを常に協力体制で取り組む過程は

子どもにとって安心して

新しい小さなステップに挑戦することができることに繋がっていくからです。

そして、学校と保護者が連絡帳で良かったことも

うまくいかなかったことも様子を報告し合い

試行錯誤の積み重ねがしっかりあることが重要です。

この試行錯誤の積み重ねと葛藤は、新たな発見や気付きをもたらします。

得られた新たな視点は、子どもの健やかな成長を支える欠かせないスパイスとなるからです。

数々ある場面のひとつですが

「なかなかトイレに行けなかった子どもが、トイレでおしっこができたときのこと」です。

これまで何度も何度も失敗を繰り返し

保護者の方と様子や対応を報告し合ってきました。

うまくいかない時には「教え方が悪いのかな」

「本人に負担をかけてはいないか」と

子どもの状態を把握し、つまづき、かかわりを確認しながら

根気よく頑張ってこられた保護者の方がいました。

トイレでおしっこをすることは

一見当たり前のことのように思えますが

日常生活で

同じ支援を継続し続けること

「うまくいかないときは、方向転換を試みること

うまくいったこと(良かったことは何であるかを見極める)は継続する」ということが

どれだけ大切であるかを感じてきました。

その背景があるから

保護者から

「先生、できました!本当に良かったです」

「本人のペースに合わせて取り組むことを学びました」

「学校と家庭で協力して取り組むことは心強いチームプレーです」

という涙ながらの言葉に

私も改めて「継続は力なり」

「共に歩むことが新たな一歩に繋がる」ことを強く実感したものでした。

できたとき、達成したときの喜びは、躍動感に満ちたものでした。

「最強のチーム」が学校と保護者、そして子どもに不可欠であることを経験しました。

保護者の方々の心に寄り添い

共に悩み、共に喜びを分かち合うことができる環境

それを上手に取り入れることは、子どもの成長にも

私たち教員の喜びにも、保護者の前向きな姿勢にもなります。

子どもの「できた!」を一緒に喜び合える関係こそが

特別支援教育の根幹だと思っています。

子どもの成長過程を一人で抱え込まず

保護者と共に歩むパートナーであり続けたいと強く思いました。

子どもの成長を支える裏側には

学校と家庭との積み重ねの試行錯誤と葛藤があります。

できたという喜びが「自信」となり

また挑戦する気持ちを奮い立たせ

保護者と子どもと手を取り合うことができたことは

私にとって最高の宝物です。

子どもの成長過程には

「教師と保護者が喜びと苦労を共有し共感し合うこと」

不可欠であると、私は思っています。

障がいに関することで、ご不安なことやお困りごとなどありましたら

いつでもご相談に乗ります。